塾長の日記
2017.03.17 お子さんとの「間合い」。
こんにちは!
本日は遅めの教室着です。
先程まで、とある方と昼食をご一緒していました。いつものお蕎麦屋さんです。変わり映えしない同じ注文でスミマセン。。昔、会社員時代の取引先だった担当者の方の話題になり、なんと同じ東区でお仕事とのこと。人のご縁は何処で繋がっているかわからないものです。名前を挙げて頂いた方が席を外しているあいだ勝手に勤務先へ連絡、アポを取ってしまいました(笑)先方も笑ってました(笑笑)
いまから、久しぶりの再会を楽しみにしています。
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昨日面談があり、とあるお子さんの両親にお越しいただきました。他塾に通われているものの定期考査の成績が芳しくないとのこと。成績進捗を拝見すると、確かにここで歯止めをしなければばらない状況だとは思うのですが、問題となるのは学力低下の原因をはっきりさせること。
お子さんの努力が学力に結びつかない原因を突きとめるのも塾の役割かと思うのですが、教務に固執し保護者様へそれを明示できていないことが、お子さん本人の自己肯定感の低下や保護者様の不安、最終的には不満につながってしまうと考えます。
また、お子さんの持つ特性や置かれた環境によって学力は良くも悪くもなります。友人関係や担任が変わっただけで成績が上がりも下がりもするケースがあるのはそのためですが、教える立場としての講師はつい、生徒であるお子さんの「間合い」に入ってしまいお子さんを客観的に観察することが出来なくなることが良くあります。結果、教えることに終わりお子さんの特性や環境に見合った指導、コミュニケーションが実は取れておらず結果に繋がらない。という「よくある」事例のように感じられました。
塾の役割はお子さんの未来を見せて差しあげることだと考えています。そのためにはお預かりするお子さんをよく理解し受容することが大切です。
学習は好きではない?はい、正直でいいじゃないですか!何故それでもお子さんたちは通塾してくれるのか。
学習の意義、必要性を彼らなりに理解しているからです。
それ以上に、自分の将来を案じてくれている親御さんの思いに応えたい。その思いがたとえ乱暴で不器用でも、歪んでいようとも、お子さんは親御さんの愛情に応えたいのです。
つい一言!をグッと堪えて、お子さんと一定の距離を置いてじっくり観察してみましょう。学習面だけではない、お子さんが抱える問題の本質が見えてきます。愛情があるからこそ、お子さんの思いを尊重し、適当な間合いをとって向き合ってみることも大切だと思います。
学力低下の原因は、案外身近なところにあるかもしれませんよ。。
藤間