塾長の日記

2017/1/20手放し手に入れられるものがある。

こんばんは!
本日も教務が終わりました。現在受験期真っただ中。今年度は受験生が少ないこともあり、例年よりも負担は少ないのですが…塾を運営されるどの方も心身ともに辛い時期と察しております。

それは何故か?受験生のすべてが希望進路を掴みとれるよう、身を粉にして指導することの心労?…いや、違うかな。複数年塾を運営され、多くの生徒さんを送り出してきた塾長さんならお解りでしょう!生徒さんの学力だけでなく、性格や素行、ご家庭の状況などを総合的に捉えてどの進路先へ向かうのが最善なのかを判断、助言できるはず。あとは主役である生徒さんが学習を積み重ねるだけ、そう、結局やるのは生徒さんご自身なのです。一定期間生徒さんをお預かりすれば、生徒さんのゴールはおのずと見えます。生徒さん自身も、学習を通じて将来を考えるという過程を共に過ごすことで、精神的に成長し希望の進路を掴み取り、新たな環境でも活躍できる。ただ、学力を向上させることが塾の役割ではないと私は考えています。

進路決定した生徒さんが、新たな年度を迎えても続けて通塾してくれるとは限りません。毎年、進路決定を機に卒塾する生徒さんは必ずいます。彼らを送り出す気持ちは複雑なのですが、続ける目的や理由が明確でなければ潔くこの場を巣立ってほしいとも伝えてあります。だからこそ、永くこの場で学んでくれる生徒さんは目標が明確で志が高いのかなとも思いますが…そう、イデアには学力向上の為以外の「何か」があるのだろうと思います。だから、高校へ進学しても通塾を続けてくれる生徒さんは精神的にかなり成長していると感じるのかな。。

今月いっぱいで、開校以来7年間通塾してくれたKさんが卒塾します。彼が東京で一人暮らしをするなんて未だイメージができませんが(笑)気持ちよく送り出してあげたいと思います。東京に行ったら、もうちょっとシャキッとせいよ!(笑)
手を放すからこそ、手にいられるものがあります。別れあれば出会いがあります。塾運営という仕事は、学力向上だけでなく、他に大切な役割があると考えています(入塾生や保護者様には直接お伝えしております)。ですから、皆さんが考えている以上に心労がありますし、その役割は大きく重いと捉えております。

春はもうすぐそこに。別れあれど、また出会えるだろう新たなご縁のために、私は来年度もこの地で頑張ろうと思います。毎年、この繰り返しによって、自分自身の心を磨き高めることができるから。私にとっても必要な場所だということを悟りました。

藤間

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